陰間あがりの百樹と、元火消しの卍。
義兄弟の契りをかわし、恋人として暮らす
ふたりの季節は春へと移ろうーー。
百樹は卍の愛情をいっしんに受け
愛おしい日々を送るかたわら、
ときおり見せる卍の辛そうな表情に
胸がつまるような思いを感じていた。
そんなある日、
ふたりの前に卍の過去を知るという男
千が現れる。
火消し時代、卍の相棒だったという千は、
かつて卍と身体の関係があったことを
ほのめかし…。
「お百 俺がてめェを
何で好きか、わかるか?」
江戸時代BLの金字塔作、圧巻の第二巻!